1月24日、2年目を迎えた、自由空間教育基金が主催するUDアワードの受賞式に参加した。
会場は台北市の市庁舎ホールで、台北市長以下、TDC(台湾デザインセンター)の張公民執行長や多くのメディア関係者が集った。 思えば、何かと自由空間で主催する唐君の実行力には、実に目を見張るものがある。私がお会いしたのは、確か3、4年前であったが、その折り話に出たアワードをこんなにもきちんと、しかも行政府を巻き込んで実現するとは、まったく脱帽ものである。
今年のテーマは「浄」、文字からも推察できるように、「クリーンにする」ということである。 参加(応募)は700を超えたというが、これもまた、一般の人々の関心が、いつの間にか上昇したということの証であろうと思う。実にこの国は、時折訪れる私にも、快い人々の会話や親切なもてなしで対応してくれる国であり、そうした、いわば心のデザインが、すんなりとUDに結びつきやすい社会であるということかもしれないと考えた。
金賞を受賞したのは、陳健志氏のタオルのデザイン。 もはやこんなにも身近で普及したものに、再び注意の目を向けて、そのデザインを考え直してみようとした氏の発想自体に、まさにUDの素質有りとみた。
その他の受賞作もこの報告に紹介する様に、実に生活者の視点に立つ、ふとしたアイディアによるものが多かった。 くらしの中の小さな気づきが導いた、イノベーションということなのだと感じた。
このアワードも2年目に入り、既にその未来の成果が少しずつ見え始めた。 何よりも、一緒に写真をとせがまれた若い受賞者の面々には、私が長いこと模索しながら、苦労して身に付けたUDへの思いが、既に軽々と身についている。 そうした姿勢には爽やかささえ感じた。
唐君や同国の皆さんの情熱を持った仕事のやり方に、再び感謝の念を持った実に意味深い時間と空間の経験であった。

自由空間教育ファンデーション代表 唐氏

最優秀賞の陳氏。作品を紹介するパネルの前でメディアからの取材を受ける


(左)授賞式の模様 (右)参加者最年少、小学校5年生による作品の説明

全員で記念撮影

コメント